“ユーザー目線”をどう実現する?社内政治に負けないWebサイトの情報設計
Webサイトの構造はユーザー目線で設計することが重要です。しかし、さまざまな要因からユーザー目線を第一に情報設計を行えない場合もあります。そうした際にはどのような情報設計で対応していけばよいのでしょうか。具体的なパターン例とあわせてご紹介していきます。
サイト設計をするうえで必要不可欠なグローバルメニューには、さまざまな役割や種類があります。より効果的なグローバルメニューを作成するには、正しい役割を把握しなくてはなりません。この記事では、グローバルメニューの役割や種類、グローバルメニューを作る上でのポイントについて解説します。
グローバルメニューとは、サイトの主要コンテンツへのリンクを置いたメニューバーのことです。サイト内をショートカットできる、重要な役割を担います。グローバルメニューは、以下のような名称でも呼ばれています。
グローバルメニューには、多くのユーザーが閲覧しているコンテンツへのリンクを設置するケースが多いです。常に視界に入りやすい場所へ設置する特徴があります。
PCで表示されるグローバルメニューには、大きくわけて以下の2つに絞られます。
画面上部は最も一般的なデザインです。そのサイトへアクセスした際、すぐ視界に入るためユーザーを誘導しやすいデザインといえます。画面サイドのグローバルメニューはデザイン性が高く、トップ画像を目立たせたい場合などに使用されます。
スマートフォンで表示されるグローバルメニューは主に以下の3つです。
スマートフォンはPCよりも画面サイズが小さいため、折り畳んだ状態のメニューがよく利用されています。
プルダウン(ドロップダウン)とは、三本線のナビゲーションメニュー(ハンバーガーメニュー)をタップすると、メニューの内容が表示されるというものです。
スライドメニューの見た目はプルダウン(ドロップダウン)と似ていますが、タップすると縦や横へメニューがスライド形式で展開されます。
メニュー数が少ない場合はプルダウン、メニュー数が多い場合はスライドメニューと使いわけると良いでしょう。
モーダルウィンドウは、画面の上に別枠でメニューを表示することです。画面一杯にメニューが広がるため、期間限定のメニューや独自のカテゴリがある場合に使用することが効果的です。
グローバルメニューには、サイトを運営する上で重要な3つの役割があります。役割を把握することで、より効果的なグローバルメニューを作れるでしょう。自社のサイトを改善したい場合、ぜひ参考にしてください。
グローバルメニューは、ユーザーを目的のページへと導く役割があります。欲しい情報を求めてサイトを訪れたユーザーに対して、すばやく情報を提供するにはグローバルメニューは欠かせません。
ユーザーが求めているコンテンツのリンクがグローバルメニューにない場合、そのまま離脱される可能性もあるため注意が必要です。
一般的には、グローバルメニューはサイトへアクセスして最初に視界に入る場所へ設置してあります。そこでユーザーは、グローバルメニューを見て自分が欲しい情報があるかどうかを判断するのです。
グローバルメニューには、サイト全体のコンテンツをわかりやすくユーザーに伝える役割があります。また、グローバルメニューを設置することで、サイト内の現在地が把握しやすくなるでしょう。
グローバルメニューには、検索エンジン向けの役割もあります。検索エンジンは、内部リンクが多く集まったページを重要なコンテンツとして認識するため、グローバルメニューの設置は欠かせません。
検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなると評価アップにつながることから、SEO上の効果が期待できます。サイトを上位表示させるうえでも、グローバルメニューは重要な役割を担っているのです。
SEO対策にはWebサイト全体の設計が重要です。ユーザー目線の情報設計のポイントは、下記の資料をご参照ください。
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グローバルメニューは大きくわけて3種類あります。どのタイプが合うかはサイトの内容によって異なるため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
情報種別は、サイト内の情報をツリー構造にした場合、最も上位の階層をメニュー化したものです。情報がカテゴリ別に分類されているため、ECサイトやオウンドメディアなどで使用されるケースが多く見られます。
訪問者別は、サイトへの訪問者に合わせてサイトの情報が分類されているものです。自社サイトを閲覧するユーザーの目的が異なる場合に有効な手法といえます。目的の異なるユーザーへのページ数が多い場合にも活用されているのが特徴です。
利用頻度別は、TwitterやFacebookといったSNSに見られるグローバルメニューのタイプで、利用頻度の高いページや機能をメニューにしています。他の種類とは異なり、それぞれのメニューに関連性がないのが特徴です。
グローバルメニューを作るうえで大切なのは「わかりやすさ」を追求することです。ここで、グローバルメニューを設計する際に意識したいポイントを見ていきましょう。
ユーザーの満足度が高いサイトを作るには、導線を意識することが大切です。コンテンツのまとまりを考えながら第1階層〜第4階層まで設計していきます。
ここで注意したいのが「なるべく少ないクリック数」を意識することです。ユーザーが必要な情報へ辿り着くまでに、できるだけ少ないクリック数で済むような設計を心がけましょう。
グローバルメニューの数は、5〜7項目が適切だとされています。メニュー数が多すぎるとユーザーが必要な情報を見つけにくくなり、使いにくいサイトと認識されてしまうためです。
アメリカの心理学者であるジョージ・ミラー氏が考案した「マジカルナンバー7±2の法則」によると、人がスムーズに把握できるのは最大7項目とされています。重要なページや見てもらいたいページなど、メニューに優先順位をつけながら数を絞っていきましょう。
サイト全体を見やすくし、ユーザーの満足度を上げるためにもメニューの文言はわかりやすくしましょう。「当社について」「商品紹介」「実績」「セミナー情報」のように、シンプルでわかりやすい文言を使用するのがおすすめです。
デザイン性を高めるため、英語でのグローバルメニューが多く見られます。しかし、間違った単語を使ってしまったり、ユーザーに伝わりにくかったりというリスクもあります。その場合は、ユーザーが迷わないようにわかりやすい単語を使うなど工夫が必要です。
サイトデザインだけでなく、ユーザーの視線の流れに合わせてメニューを置くことも意識しましょう。
ユーザーはサイトにアクセスした際、最初に左上を見ます。それから右上へと流れていくため、一番注目してもらいたいコンテンツは左上に配置するのが鉄則です。ひと通り見終わった後に右上へと戻ってくる傾向があるため、「申し込み」「お問い合わせ」などは右上に配置すると良いでしょう。
グローバルメニューは、ヘッダメニューやメインメニューなどとも呼ばれ、画面上部に設置されているサイト内コンテンツを表すメニューのことです。ユーザーを目的のページに誘導したり、サイト内コンテンツをわかりやすく表示したりといった役割があります。
グローバルメニューはユーザーの導線を意識することが大切です。左上から右上へ視線が流れる動作を意識し、最も重要なコンテンツは左上に配置するようにしましょう。
“ユーザー目線”をどう実現する?社内政治に負けないWebサイトの情報設計
Webサイトの構造はユーザー目線で設計することが重要です。しかし、さまざまな要因からユーザー目線を第一に情報設計を行えない場合もあります。そうした際にはどのような情報設計で対応していけばよいのでしょうか。具体的なパターン例とあわせてご紹介していきます。
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